校長メッセージ
命を燃やせ
校長 佐藤 章
鎮魂と復興の祈りを載せて、桜花爛漫、北国岩手は一時華やぎに包まれた。そんな中、県都盛岡に石を割って可憐に咲く桜は、宮沢賢治同様、幾多の試練を乗り越えた岩手の負けない心のシンボルでもあろうか。
どんなに悲しいことがあろうとも、四季は移ろい、今、校舎の背を流れる中津川の面を初夏の爽やかな風が吹き渡っている。
東日本大震災による津波は、三陸の海岸沿いの町々を瞬時に瓦礫に変えた。沿岸から100km離れた盛岡は、大きな被害を免れた。しかし、看護師と介護福祉士を要請する学科を併せ持つ岩手女子高校でもあれば、一層、居ても立ってもいられぬ思いに駆られる。この試練にどう向き合い、どう学び、どう生きる糧とするか。とにかく、かけがえのないそれぞれの青春の時を、命いっぱい生きねばならぬと思う。この命を輝かさないでなんの命ぞ、そう思うのだ。